ADD・SUB・MULT・DIV 命令の使い方

IAIのSEL言語を使って算術演算を行う命令です。
XSELやMSELで使用することができます。

  • ADD:加算
  • SUB:減算
  • MULT:乗算
  • DIV:除算

ADD・SUB・MLUT・DIV命令の記述方法

操作1に変数、操作2に数値を入力します。変数の中身に入っている数値と操作2に入力した数値を使って算術演算を行います。計算結果は操作1の変数に格納されます。

拡張条件
E
入力条件
N,Cnd
命令
Cmnd
操作1
Operand1
操作2
Operand2
出力部
Pst
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ADD変数数値ZR変数の中身と数値を足算して変数に代入
SUB変数数値ZR変数の中身から数値を引いて変数に代入
MULT変数数値ZR変数の中身と数値を掛け算して変数に代入
DIV変数数値ZR変数の中身から数値を割って変数に代入
ADD・SUB・MULT・DIV命令の記述仕

※計算結果がゼロの場合は出力部がONします。

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ADD・SUB・MLUT・DIV命令のサンプルプログラム

以下がサンプルプログラムです。

EN,CndCmndOperand1Operand2PstComment
LET107変数10に数値2を代入
ADD1057 + 5 = 12を変数10に代入
SUB1057 - 5 = 2 を変数10に代入
MULT1057 × 5 = 35 を変数10に代入
DIV1057 ÷ 5 = 1 を変数10に代入
(変数が整数型なのであまりは切り捨て)
LET205変数20に数値5を代入
LET10*207 + 5 = 12を変数10に代入
SV命令のサンプルプログラム

IAIプログラミングにおいて、これらの命令の多用はおすすめしません。なぜかというとデバッグが困難になるからです。IAIはPLCと違ってプログラムのモニタが困難です(ステップが進むたびに画面が目まぐるしく変化する)。プログラムの進捗とフラグ(変数)の整合性をとりながらバグだしする作業は大変です。なので、数値計算は基本的にPLCにやらせてIAIでは数値を受け取るだけにするのが無難です。