ゾーンとは
ゾーンとは、設定したエリア内にスライダーが入っている状態でONする信号のことです。他のロボットとの干渉チェックをする際によく利用します。機種にもよりますが、設定できるゾーン数は1~4個です。ロボット制御で困ったときに使用することが多いので、1個は空けておくようにしましょう。
ゾーンの設定方法
XSELパソコン対応ソフトの軸別パラメータで設定できます。
ここではゾーン1の範囲を0 mmから150 mm、出力ポートを316番としました。
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2021/01/zone5.jpg)
コントローラにパラメータを転送すると、スライダが0mmから100mmの範囲にいるときに出力ポート316番がONする様になります。
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2021/01/zone4.jpg)
出力ポート316の状態はPLCに割り付けたZONE1の接点で確認してください。
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2021/01/zone10.jpg)
ロボシリンダの場合
RC/EC用パソコン対応ソフトでゾーンを設定する場合、出力ポートを任意に設定することができません。XSELと異なり、パラメータ設定画面を開いても出力ポートを指定できる欄はないのです。
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2021/01/zone7.jpg)
例えばRCONで直接数値指定モードを使用している場合、ゾーン出力はビット割付の12番と13番となります。コントローラの種類や動作モードによってこの番号も異なってきます。
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2021/01/zone9.jpg)