エアハイドロブースタのススメ

SMC

第3回 FA設備技術勉強会オンラインで発表した資料です。

一番上に1年前に書いた記事を置いておきます。

(スライド1)

(スライド2)

これ、工場あるあるなんですけど、「エアシリンダの推力が足りない」。あれ?ワーク上がらないぞ!っていう不具合は、よくあったりします。で、そんなときに限ってスペースがなくてピストン径を太くできなかったり、レギュレータも最大まで開いていて、これ以上エアー圧力もあげれない。そんな状況が多いです。これを解決するために

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(スライド3)

増圧弁という機器を使用することがあります。これは一時側のエアーを圧縮してタンクにためておくことで、増圧したエアーを二次側に供給できる。そういった機器になります。だいたい2倍くらいの圧力までは増圧弁で対応できます。しかし、それ以上の推力を必要する場合は、油圧シリンダが必要となってきます。

(スライド4)

そこで、ここで紹介するのは、エアー回路のみで油圧のハイパワーを実現する機器で、エアハイドロブースタと呼びます。これを、シリンダとエアーバルブの間に挟むことで、空気圧の100倍に相当する推力を得ることができます

(スライド5)

いったいどういった方法で増圧を実現しているのか。エアハイドロブースタの動作原理を説明します。この図は左から油圧シリンダ、真ん中にあるのがエアハイドロブースタ、一番右がエアーバルブの構成となってます。エアハイドロブースタの断面図を見てください。中身が、シリンダーとなっているんですよね。つまり、パスカルの原理により圧縮空気を、さらに増圧して油圧に変換することができます。この原理によって、油圧回路や油圧ポンプを必要とせずに油圧シリンダを前進させることが可能です。

ヒロタカ精機のホームページにわかりやすいアニメーションがあります。http://www.hirotaka.co.jp/image_fla_rb_standard1.html

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(スライド6)

まとめです。増圧弁を使えばシリンダー推力を簡単に2倍まで増圧できます。エアハイドロブースタを使えばエア回路のみでシリンダー推力を~100倍まで増圧できます。最後に、エアハイドロブースタ対応のシリンダ型式選定方法を紹介します。例えばSMCのCDQ2の場合、型式に「H」を加えることでエアハイドロタイプにすることができます。

このように、エアハイドロブースタという機器は高い推力を得たいときに非常に便利なので是非みなさんも使ってみてください。