IAIのXSELパソコン対応ソフトを開くと以下の入力画面が出てきます。SEL言語は一般的なプログラムと違って命令の入力フォーマットが決まっており、表にある各役割のマスに命令や数値を入れるシンプルなプログラム言語です。
拡張条件 E | 入力条件 N,Cnd | 命令 Cmnd | 操作1 Operand1 | 操作2 Operand2 | 出力部 Pst | コメント Comment |
↓ | ステップ1 | |||||
↓ | ステップ2 | |||||
↓ | ステップ3 |
上の行から1ステップずつ命令を実行して下の行に進むため、コンパイル不要でプログラムをコントローラに転送できる特徴を持ちます。
命令によって操作1や操作2に入力する内容が変わりますが、詳細は各命令語のページで解説していますのでここでは省略します。
入力条件の解説
- 入力条件は、条件となるポートもしくはフラグがONしたらその行の命令(Cmnd)を実行します。(※入力条件が成立しない場合は次のステップに進みます。)
出力部に記入した出力ポート番号やフラグはONされます。
以下がサンプルプログラムです。
拡張条件 E | 入力条件 N,Cnd | 命令 Cmnd | 操作1 Operand1 | 操作2 Operand2 | 出力部 Pst | コメント Comment |
100 | BTON | 301 | 302 | 入力ポート100がONした場合、 出力ポート301と302がON |
このプログラムをラダー回路で表してみました。このようにラダーに見立てて考えることでよりプログラムを理解することができます。
拡張条件の解説
- 拡張条件では、入力条件をANDかORのどちらでつなげるかを指示します。
ANDの場合はA,ORを使う場合はOと拡張条件に入力します。
拡張条件 E | 入力条件 N,Cnd | 命令 Cmnd | 操作1 Operand1 | 操作2 Operand2 | 出力部 Pst | コメント Comment |
100 | BTON | 301 | ||||
A | 101 | |||||
O | 102 | ((40AND41)OR42)の条件が ONの場合、出力ポート301をON |
プログラムをラダー回路で表してみました。