IAIのSEL言語を使って出力ポート・フラグ操作を行う場合に使用する命令です。
XSELやMSELで使用することができます。
- BTON:出力ポート・フラグをON
- BTOF:出力ポート・フラグをOFF
- BTNT:出力ポート・フラグを反転
命令の記入方法
SEL言語構造のCmndにBT命令を入力し、Operand1,2に出力先のポート番号を記入します。
拡張条件 | 入力条件 | 命令 | 操作1 | 操作2 | 出力部 |
E | N,Cnd | Cmnd | Operand1 | Operand2 | Pst |
BTON BTOF BTNT | 出力 フラグ | 出力 フラグ | CP |
BTON・BTOF命令のサンプルプログラム
BTON命令を使って出力ポート400をONするプログラムを書きました。
このように、命令と操作1のみで出力ポートの状態を制御できます。
さらに、操作2も同様に記入することで、操作1から操作2の範囲にある出力ポートの状態を一括して変更することもできます。
拡張条件 | 入力条件 | 命令 | 操作1 | 操作2 | 出力部 | コメント |
E | N,Cnd | Cmnd | Operand1 | Operand2 | Pst | Comment |
BTON | 400 | 出力ポート400をON | ||||
BTOF | 400 | 410 | 出力ポート400から410までをOFF |
BTNT命令をすることで、BTONした出力ポートを反転(OFFにする)にすることができます。
また、BTON・BTOF・BTNT命令の動作は*アスタリスクで間接指定されているフラグにも有効です。
拡張条件 | 入力条件 | 命令 | 操作1 | 操作2 | 出力部 | コメント |
E | N,Cnd | Cmnd | Operand1 | Operand2 | Pst | Comment |
BTON | 400 | 出力ポート400をON | ||||
BTNT | 400 | 出力ポート400を反転(ON→OFF) | ||||
LET | 1 | 400 | 変数1にポート400の状態を代入 | |||
BTNT | *1 | 変数1の内容を反転(OFF→ON) |
※操作1,2に指定できるのは汎用入出力のみです。専用出力(システム出力)は指定することができません。