IAIのSEL言語を使って入出力ポート待ち・フラグ待ち操作を行う場合に使用する命令です。
XSELやMSELで使用することができます。
- WTON:入出力ポート・フラグのON待ち
- WTOF:入出力ポート・フラグのOFF待ち
命令の記入方法
SEL言語構造のCmndにWT命令を入力し、Operand1に入出力ポート番号・フラグNoを記入します。Operand2に待ち動作打ち切り時間を入力します。
拡張条件 | 入力条件 | 命令 | 操作1 | 操作2 | 出力部 |
E | N,Cnd | Cmnd | Operand1 | Operand2 | Pst |
WTON WTOF | 出力 フラグ | 待ち 打ち切り時間 | TU |
WTON・WTOF命令のサンプルプログラム
WTONとポート番号を入力するだけでON待ち動作を実現できます。
またWTOFとポート番号の入力に加えて操作2に時間を記入することで、一定時間経過した後に命令をスキップさせることができます。
拡張条件 | 入力条件 | 命令 | 操作1 | 操作2 | 出力部 | コメント |
E | N,Cnd | Cmnd | Operand1 | Operand2 | Pst | Comment |
WTON | 16 | 入力ポート16のON待ち | ||||
BTOF | 400 | 10 | 10秒間、出力ポート400のOFF待ち (10秒経過したらスキップ) |
変数を利用して待ち動作を実現することも可能です。LET命令で変数の箱に値を代入した後に、その数値をWTON命令で使用しています。(アスタリスクを付けることで変数の中身を参照できます。)
拡張条件 | 入力条件 | 命令 | 操作1 | 操作2 | 出力部 | コメント |
E | N,Cnd | Cmnd | Operand1 | Operand2 | Pst | Comment |
LET | 3 | 400 | 変数3に10を代入 | |||
LET | 4 | 20 | 変数4に20を代入 | |||
WTON | *3 | *4 | 出力ポート400がONに なるのを20秒間待ちます。 (20秒間ONしない場合はスキップ) |