EXPG・EXIT命令の使い方

IAIのSEL言語を使ってプログラムを起動する命令です。
XSELやMSELで使用することができます。

  • EXPG:他プログラムの起動
  • EXIT:プログラム終了

EXPG命令の記入方法

SEL言語構造のCmndにEXPGを入力し、Operand1にプログラムNoを記入します。Operand2は空白で問題ないのですが、プログラムNoを記入することでOperand1からOperand2までの連番となっているプログラムを全て同時に並列起動することができます。

拡張条件入力条件命令操作1操作2出力部
EN,CndCmndOperand1Operand2Pst
EXPGプログラムNo(プログラムNo)CC
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EXPG命令のサンプルプログラム

操作1に数値を入力することで指定されたプログラムを起動することができます。
操作1と操作2の両方に数値を記入することで範囲内のプログラムを全て複数起動できます。

拡張条件入力条件命令操作1操作2出力部コメント
EN,CndCmndOperand1Operand2PstComment
EXPG2プログラムNo 2を起動
EXPG35プログラムNo 3,4,5を起動

※XSEL,MSELでは複数のプログラムを並列に動作させることができるのですが(マルチタスクと呼びます。)私はお勧めしません。プログラムが互いに干渉して、不具合のデバックに時間がかかることが多いからです。プログラムを並列起動させる場合は、動作ごとにプログラムを作るのではなく、軸ごとにプログラムを分けましょう。軸ごとにプログラムを分けて制御するのであれば、プログラムの干渉を避けることができます。

EXIT命令の仕様

この命令を実行したプログラムの終了処理を行います。EXIT命令なしで最終ステップまで進んだ場合、最初のステップまで戻ります。

拡張条件入力条件命令操作1操作2出力部
EN,CndCmndOperand1Operand2Pst
EXIT禁止禁止CP
EXIT命令の記述仕様

プログラム終了によって処理される各データの状態は以下の通りとなります。

  • 変数(グローバル:保持 , ローカル:消滅)
  • フラグ(グローバル:保持 , ローカル:消滅)
  • 出力ポート(保持)
  • 現在値(保持)