CC-LinkとCC-Link IE Fieldの違いについて

三菱電機

CC-LinkとCC-Link IE Fieldは名前が似ているがまったくの別物

両方とも三菱電機が規格したフィールドネットワークの名称で正式名称は
CC-Linkは「Control & Communication Link」
CC-Link IE Fieldは「Control & Communication Link-Industrial Ethernet Field」
である。
CC-Linkはシリアル通信をベースとしているのに対し、CC-Link IE FieldはEthernetを軸にした規格である。通信できるデータ量もIEの方が8倍も大きい。

CC-linkとCC-link IE Field のコネクタ 両者の違いは大きい

そもそもコネクタが違うため、両者は一目で見分けることができる。ちなみに、同じケーブルを用いるCC-Link IE FieldとEhternetの回線はパッと見区別することができない。CC-Link IE FieldとEthernetは混同できないので注意が必要だ。回線を間違えてハマる人が後を絶たない。

CC-LinkとCC-Link IE Fieldの違いは以下の図を見るとわかりやすい

上位のPLC間通信をCC-Link IE Fieldで構築し、各設備のアクチュエータをCC-Linkで制御するのが通常の使い方だ。
こういった分け方をされているが正直使い方は全く一緒である。各アクチュエータやPLCに局番を設定し、サイクリック通信によってレジスタの値を共有して通信を行う。CC-Link IE Fieldにはこの局番という概念に加えて、ネットワークNoが加わる。CC-Linkが閉じたネットワークを形成するのに対し、ネットワークNoで各ネットワークを区別できるCC-Link IE Fieldは別のネットワークの端末にアクセスすることが可能である。

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CC-LinkとCC-Link IE Fieldの今後について

CC-LinkにできることはCC-Link IE Fieldでできるが、その逆はできない。CC-Link IE FieldはCC-Linkの上位互換である。先ほど両者の違いを説明したが、実は以下の使い方も可能である(機器が対応していれば)。

今はまだCC-Linkしか使えない機器が多い。しかし、今後多くのアクチュエータやセンサがCC-Link IE Fieldに対応していけば、CC-Linkという規格はゆるやかに消滅していくでしょう。

(余談だが、CC-LinkとCC-Link IE Fieldのように異なる規格を乱立しまったのは三菱電機の失敗だと思う。そういった意味ではEtherNet/IPの方が優れているのかもしれない)