IAIのSEL言語を使って軸の位置データを読み書きする命令です。
XSELやMSELで使用することができます。
- PGET:ポジションテーブル内の位置データの読み出し
- PPUT:現在座標をポジションテーブルに書き込み
PGET・PPUTの記述方法
どちらの命令も記述方法は同じです。操作1に軸No、操作2にポジションNoを入力することで、ポジションデータ上で対応する座標の「位置データ」を読み出し書き込みすることができます。
読み出した位置データは変数199に自動的に代入されます。また、PPUTで書き込む際は変数199の数値が自動的にコントローラのポジションデータに書き込まれます。
拡張条件 E | 入力条件 N,Cnd | 命令 Cmnd | 操作1 Operand1 | 操作2 Operand2 | 出力部 Pst |
PGET | 軸No | ポジションNo | CC | ||
PPUT | 軸No | ポジションNo | CP |
PGET・PPUTのサンプルプログラム
コントローラからポジションNo10の位置データを読み出して、そのままポジションNo20に書き込むプログラムです。
E | N,Cnd | Cmnd | Operand1 | Operand2 | Pst | Comment |
PGET | 2 | 10 | 軸No2・ポジションNo10の 位置データを読み出し 変数199に書き込み | |||
LET | 1 | *199 | 変数199の数値を 変数1に代入 | |||
LET | 199 | *1 | 変数1の数値を 変数199に代入 | |||
PPUT | 2 | 20 | ポジションデータの 軸No2・ポジションNo20に 変数199の数値を書き込み |
※ちなみにコントローラ内のポジションデータが空欄の場合、PGET命令は実行されません。