ASC アスキー変換命令の使い方

KV Studio でよく使うアスキー変換命令は以下の2つです。

  • ASC:アスキーコード変換
  • RASC:アスキーコード逆変換

ASC:アスキー変換命令のサンプルプログラム

DM100に格納されているBCDデータをアスキー変換してDM101に格納するラダー回路です。
アスキー変換命令はLDA,STA命令とセットで使用します。


変換前の上位8 bitは無視されます。データが歯抜けにならないように気を付けましょう。

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RASC:アスキー逆変換命令のサンプルプログラム

基本的な考え方はASC命令と同じです。
RASC命令でDM101に格納されているBCDデータをアスキー逆変換してDM100に代入します。

変換後のレジスタの上位8 bitには0が入ります。

※RASC命令でアスキー逆変換するためには変換前データの型に条件があります。
上位8 bit,下位8 bitがどちらかがに0~F(30H~39H,41H~46H)の範囲にある場合でしか変換を実行しません。もしデータが範囲外であった場合は計算エラーリレーCR2012がオンします。

※ この2つの命令、KeyenceのリファレンスマニュアルではBINとアスキーコードの変換って書いてあるけど、BCDとアスキーコードの変換と考えた方がわかりやすいと思う。たしかに4ビットのブロックとして細分化して考えるとBINとアスキーの変換と言えなくもないが・・・

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アスキーコード表

数字とアルファベットのアスキーコード表です。
RASC命令では変換前が赤文字のデータしか扱えません。

10進16進ASCII
48300
49311
50322
51333
52344
53355
54366
55377
56388
57399
数字
10進16進ASCII
6541A
6642B
6743C
6844D
6945E
7046F
7147G
7248H
7349I
744AJ
754BK
764CL
774DM
784EN
794FO
8050P
8151Q
8252R
8353S
8454T
8555U
8656V
8757W
8858X
8959Y
905AZ
アルファベット大文字
10進16進ASCII
9761a
9862b
9963c
10064d
10165e
10266f
10367g
10468h
10569i
1066Aj
1076Bk
1086Cl
1096Dm
1106En
1116Fo
11270p
11371q
11472r
11573s
11674t
11775u
11876v
11977w
12078x
12179y
1227Az
アルファベット小文字