ルミトラックス(LumiTrax)について

キーエンス

ルミトラックス(LumiTrax)とは

マルチスペクトル(異なる波長)照明をワークに照射し、その反射光を分析してワークの凹凸や模様を分析する手法。ワークのキズや汚れ、加工不良を発見することができる。色の違いによる微妙な変化を検出する検査に向いている。
受光素子にはカラーフィルタを搭載していないため高いダイナミックレンジを得ることができる。

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カラーカメラとの違い

似たような撮像方法の中にカラーカメラによる撮影もあるが
ルミトラックスは
・マルチスペクトル照明に白黒センサ
カラーカメラは
・白色照明にカラーセンサ
という違いがある。
カラーセンサの場合、一般的に緑・青・赤の三原色の波長しか検出できない。それ以上のカラーフィルタを搭載しようとすると膨大なコストがかかる。
対してルミトラックスは照明側で波長を変えているため安価にマルチスペクトル撮像が可能となる。

カラーカメラルミトラックス
照明白色マルチスペクトル
受光素子RGBカラーフィルタフィルタなし
検出波長3種類8種類(照明による)
撮像速度速い遅い
ルミトラックスとカラーカメラの違い

※ルミトラックスとはキーエンスが使っている言葉で、オムロンの場合はマルチウェーブセンシングです。