XSELの入出力ポート
IAIのXSELコントローラのポート割付を表にしました。SELプログラムを書く上でポートNoとフラグ(変数)がこんがらがりやすいのですが、基本的にポート以外の数字がフラグだと思っておけばいいです。入力ポートは汎用入力とプログラムNo、プログラムスタートで構成されています。7ビットあるため128個のプログラムを動かすことができます。最近はEtherNet/IPなどのフィールドネットワークを使うことが多いため、入力ポートの役割は減ってきています。
ピンNo | 入力 ポートNo | 機能 |
1 | - | +24V |
2 | 000 | プログラムスタート |
3~8 | 001~006 | 汎用入力 |
9 | 007 | プログラムNo設定(bit1) |
10 | 008 | プログラムNo設定(bit2) |
11 | 009 | プログラムNo設定(bit3) |
12 | 010 | プログラムNo設定(bit4) |
13 | 011 | プログラムNo設定(bit5) |
14 | 012 | プログラムNo設定(bit6) |
15 | 013 | プログラムNo設定(bit7) |
16~33 | 014~031 | 汎用入力 |
ピンNo | 出力 ポートNo | 機能 |
34 | 300 | エラー出力(動作停止) OFFがエラー |
35 | 301 | READY出力(準備完了) |
36 | 302 | 非常停止 OFFが非常停止 |
37~49 | 303~315 | 汎用出力 |
50 | - | GND |
※XSEL-RA/SA/RAX/SAX/RAXD/SAXDの割付です。
※機能は出荷時の設定です。パラメータで特定のポートの機能を変更することができます。
よく使う仮想入出力ポート
仮想入出力ポートとは、システムで役割が割り当てられているポートのことです。(ポートNoの役割が固定されているため、他用途での使用厳禁)。ポートNo7000から7380までが仮想入力ポートなのですが、ここではよく使うものを抜粋して紹介します。
ポートNo | 機能 |
7000 | 常時OFF |
7001 | 常時ON |
7006 | エラー(MSGレベル) |
7007 | エラー(動作停止) |
7008 | エラー(コールドスタート) |
7010 | 駆動源遮断異常 |
7015~7030 | アブソバッテリ電圧低下警告 |
7043 | 軸1原点復帰完了 |
7044~7049 | 軸2~7原点復帰完了 |
7050 | 軸8原点復帰完了 |
7071 | AUTOモード(MANUでない) |
7072 | 自動運転中 |
7101 | プログラムNo1動作中 |
7102~7227 | プログラムNo2~127動作中 |
7228 | プログラムNo128動作中 |
7401~7526 | プログラムNo129~254動作中 |