Keyence KV StudioでLDA・STA命令を使う方法について解説します。
・LDA:内部レジスタにデータを格納
・STA:内部レジスタからデータを読み出し
LDA・STA 命令は一緒に使用すること
LDA,STA命令はそれぞれ単体ではなく同時に使用します。
以下にDM100からDM200に1ワード(16ビット)のデータを転送する回路を記述しました。
・DM200 = DM100
この命令を視覚的に表すと以下の図になります。
LDA命令で内部レジスタにデータを格納した後、STA命令でデータを読み出しています。これがLDA・STA命令を使ったデータ転送の方法です。
なんてことない命令ですが、この命令は四則演算でよく使用します。
LDA・STA 命令を用いた四則演算
DM100に1を足し算して、結果をDM200に格納する回路を記述しました。
・DM200 = DM100 + 1
LDA・STA命令の間に四則演算命令を加えることで、数値の計算を行うことができます。
四則演算命令は以下の4つです。
・ADD:足し算
・SUB:引き算
・MUL:掛け算
・DIV:割り算
その他に、
・ROOT:平方根
・POW:べき乗
・CMP:比較
・ZCMP:範囲比較
の計算もLDA・STA命令で使用することができます。