TMR,TMH,TMS タイマ命令の使い方 

KV Studioで使えるタイマ命令は4つ

KeyenceのKV Studioでは4つの減算式オンディレイタイマが使えます。
動作単位は以下の通りです。

  • TMR:100 ms
  • TMH:10 ms
  • TMS:1 ms
  • TMU:10 μs

オンディレイタイマのサンプルプログラム

まず初めにデバイス使用リストを表示させてタイマ番号の空き状態を確認します。

接点もコイルにも使われていないタイマ番号を選びましょう。
デバイス使用リストを見ると、T100からT102までが空いてますね。

命令語/マクロ/パックパレットを開いてタイマを選択しましょう。

オペランドの 「n」 はタイマ番号です。0~3999まで指定できます。

「S」はタイマの設定値です。0~4294967295の範囲で指定できます。

100 ms,10 ms,1 msのタイマを作成しました。タイマ設定値Sは全て最小単位の#1としています。
コイルを見ると「T,TH,TS」と表示されていますが接点はどれも「T」で統一されています。必ずコメントを残すようにしましょう。

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現在値の読み出し

タイマカウンタの現在値を読み出すプログラムです。
MOV命令を使ってT100のカウンタをDM100へ転送しています。

現在値の変更

タイマカウンタの現在値を変更するプログラムです。
MOV命令を使ってDM100に格納されている数値(#1)をT100のカウンタへ転送しています。