シーケンサ※1とは
1900年代に使われていたリレー回路を半導体ICで構築した制御装置のことです。実はこのシーケンサという名前、三菱電機の商標であり一般的にはPLCと呼びます。
PLC(Programmable Logic Controller)を直訳すると「プログラム可能なロジックコントローラ」となり、ここでいうロジックコントローラとは大昔のリレー回路を意味します。
つまりシーケンサ・PLCとは「プログラム可能なリレー回路」のことなんですね。
ここでリレー回路って何?って思うだろうけど、要するに論理回路なんですよね。ANDとかORとかを半導体で実現しているやつ。あれと同じ。
リレーとは電気的なON-OFFをメカ的に実現した機器で、役割はトランジスタと同じです。1900年代初頭はトランジスタが存在していなかったのでリレーを用いて論理回路を実現していました。
PLCの最大の特徴はA接点B接点と呼ばれるブロックを配置することによりプログラミングを行うことにあります。理解しやすく簡単に論理回路が組めるのが特徴です。半面、While文を使うような処理の仕方は苦手です。
※ 1:私の体感だと、令和の時代にシーケンサという呼び方をしている人はいないです。三菱電機のMELSECを使っていた私の周りもシーケンサと呼ぶ人は一人もいなかった。