Keyence KV Studioでカウント動作を行う方法について解説します。
カウンタ C 命令
指定したビットの立ち上がりをカウントし、カウントアップしたらカウンタCのビットがONする命令です。
下記のラダーはMR200の立ち上がりをカウントする命令です。MR200が20回カウントしたらC100のコイルがONします。
実行条件がOFFするとカウンタはリセットされます。
- 実行条件:ONしている間カウント動作が許可される
- カウンタの設定値:カウント回数の設定
- カウンタの番号:カウントアップしたらON
- カウント対象:ONの立ち上がりでカウント(+1)
現在値の読み出し
カウンタを使う際、今どれくらいカウントしているのか表示したい機会が多いと思います。ここでは、カウントの現在値を読み出すサンプルプログラムを記述します。
先ほどのC100の現在値をDM200に転送しました。
データメモリに値を移すことによって、表示や演算を簡単に行うことができます。
補足
最後に、指定するオペランドの詳細について記します。
オペランド | 説明 | 占有サイズ |
n | カウンタ番号の指定(0~3999) | 16ビット |
S1 | カウンタ設定値の指定 (0~4294967295) | 32ビット |
S2 | カウント入力に使用する対象 | 1ビット |