装置のシーエンス制御にラダー回路を使うと直感的でわかりやすいプログラムの記述ができます。
しかし、ラダー回路は数値の計算に適した記述方法ではありません。
DM100 = DM1 + DM2
DM101 = DM3 + DM4
DM102 = DM5 + DM6
といった簡単な計算式もこのようにラダーで表現しなければいけないため、
パソコンの画面上で数行しか表示できなく可読性が悪化します。
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2022/01/kv-st-3.jpg)
ST言語の基本的な使い方
数値計算式の記述が苦手なラダー回路の欠点を補うのがST言語です。キーエンスのPLCでは、ST言語を使うことでまるでC言語のようにプログラムすることができます。
メニューバーでスクリプトを選択し、「ボックススクリプト挿入」をクリックすると
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2022/01/kv-b-st.jpg)
ピンク色のボックスが現れます。
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2022/01/kv-st-bar-1024x135.jpg)
先ほどの計算式を入力し、計算式をコンパクトにまとめることができました。
![](https://iwashi-ocean.com/wp-content/uploads/2022/01/st-3gyou1-1024x130.jpg)
C言語と同様な記述の仕方をすることで、可読性を向上させてわかりやすいプログラムを作ることができます。